学校の休校をはじめとし,
パニックという言葉以外には
この状況に当てはまる言葉が
見当たらないような状況になってきました。
(一日も早く,収束,そして終息してほしいものです)
学校へ行くことができない学生が
きちんと勉強できているのかどうかが
本当に心配です。
震災の時もそうでしたし,
昨年の台風被害でもそうでしたが,
何が起きても入試の日程は
この日本では変わらないようです。
今後,補習なども当然のように
検討されていくとは思いますので,
「入試の出題範囲でやっていない分野がある」
というのは,ないのではないかと信じたいです。
しかし,本当に心配なのはそこではありません。
このポッカリ空いた一ヶ月近くの時間。
本来なら,学校で学んでいるはずの時間。
少しずつ,コツコツと,体系的に学んでいたはずの時間。
あとで,一気に,10日くらいの補習で詰め込むのと,
約30日かけて取り組むのでは,習熟度は雲泥の差になります。
何が言いたいのか。
それは,この時期にやるべき内容は,
やはりこの時期にやらなければならないということ。
そして,毎年のように,いや,
事実ここ数年は毎年起きている,
このような学習時間が突然奪われるような出来事が,
やはり今後も起きる可能性は想定内とし,
できるときに,つまり,まさに今,
先取りして学習しておく必要があるということなのです。
なぜなら,入試は一日たりとも,延期にならないから。
(ほぼ全員が習っていない分野があるなら,
確かに入試制度上の不公平は生じない)
しかし,そもそも勉強とはそういうものだろうか?
。。。おっと,話がそれた。
私が,今回言いたいことは,そのようなことではない。
現在の,そのような状況に対し,
様々な企業が無料授業を提供し,
(東進でも,無料招待講習が受けられます。
こういう機会に,ぜひ活用してください。)
YouTubeをはじめとした無料コンテンツで
学習を進めることも可能。
ただし,ここには使用の際の
大きな注意点
があることを伝えておきたいのだ。
(使う場合は,ここに気をつけること)
まず,ご存知のように,大前提として,
授業を受ければ成績が上がるわけではない。
それは,例えば東進の授業であっても例外ではない。
だからこそ,東進では確認テストが毎講あったり,
修了判定テストがあったり,担任指導があったり,
グループミーティングがあったりする。
要は,学習内容理解度の確認,学習法の確認や
適切なペースやレベルでの学習ができているかの管理,
モチベーション維持の機会をきちんと確保しているわけだ。
なので,授業だけなら家でも
さまざまな媒体を通じて気軽に観ることができるだろうが,
あなたに合ったレベルのものを,適切な順番で観れているか
というのは,最低限確認して欲しい。
例えば,英文法なら,最低限
品詞・文型・時制を押さえてから他に手を出さないと,
無意味とまでは言わないが,
体系的な学習は難しいと言わざるを得ない。
(比較や仮定法など,単発でも効果のある一部分野を除く)
この動画が面白いから,これを先に。
この動画はつまらないから観なくていいや。
こんなことに,ならないように注意。
おなじことをくり返すが,順番には本当に気をつけたい。
最近,ヒカキンさんがトイレットペーパー買い占めたとか
批判され,でもその動画は4年くらい前のものだと
一所懸命説明されているようだが,
時間の前後関係(学習の順番)を自分で意識しないと,
ヒカキンさんのように,昔の内容なのに最新情報
・・・みたいに扱ってしまいかねない。
勉強に置き換えれば,本来,かなり最初にやるべき内容が
かなり後になってしまうということだろうか。
(逆に,最新情報として出てる内容から勉強してしまい,
本来は後で学習すべき内容を先にやってしまっているとか)
さらにさらに言えば,
特に無料映像コンテンツの場合,
素晴らしい内容のものも多いが,
とんでもない内容のものも
一部にはあることは知っておいて欲しい。
ウソ・・・とまでは言わないが,
我々の目から見ると,
明らかに答えからの逆算で作った説明をしていて,
その問題「は」解けるけど,まったくもって
他の問題には通用しない解き方を
おもしろおかしく,スゲーだろ的に
扱ってしまっているものもある。
(再生数を稼ぐためなんだろうけど・・・)
なので,この一大事なので,本当に大変だと思うけど,
映像コンテンツでの学習は,信頼のおけるものを
きちんと考えて使ってくださいね。
(きちんとした指導がもらえる環境なら,それがベスト)
(説明がある場合は,必ず読んでから使うことが大切)
今回の内容は以上だけど,
人は,「こんな時にこそ何をするのか」が問われる。
自分も,今は何をすべきときなのか,
毎日考え,実行している。
お互い,実りの多い時間を過ごそう。