あの東日本大震災から,間もなく半年が過ぎようとしている。
前にも書いたけど,私の両親は,私の近所で避難生活を送っている。
国や県が支援をしてくれて,無料で住居を提供してくれているのだ。
しかし,その期間は半年。
延長許可が下りる者には連絡がくるようだが,うちへはこない。
今月末で,その期間は終わり,両親は実家へ戻ることになった。
高圧洗浄機を数台使って,数人がかりで1件の家を洗浄しても,
放射線の数値はほとんど下がらない地元へ。
戻って欲しくはないが,両親にも自分たちの生活がある。
自分たちの家がある。
無料期間が終わったら帰るという意志は変わらない。
津波と原発の影響で電車や高速道路が通っていないので,
しばらくは会えなくなる。最後にみんなでと決めた今月末の旅行。
そんな状況に1本の電話。
「すみません。延長許可の連絡が大岩さんだけもれておりました。
半年,延長できますので。」
しばらくは会えなくなる。最後にみんなでと決めた今月末の旅行。
遅めの夏休みの家族旅行に名前が変更されました。
後半年。
事態がもっともっと好転していますように。
※仕事の関係で地元に戻っている兄夫婦も,
やっと離れたところに住居がみつかったようです。
家探しは津波で家を流された方や,
原発20km圏内の方が優先だったので,
空いている家が全然なかったのよ。
ようやく,弟も一安心。