2019年9月25日水曜日

言語の行く末。

「その服,かわいいね。」
「髪の毛,短くしたんだね。」

『それ,セクハラですよ。』


セクシャル・ハラスメント問題は
日を増すごとに激化している。

誰がどう見てもセクハラという発言は問題外として,
どんな発言でも,訴訟につながってしまう。

・・・そんなご時世を乗り越える,
究極の技を考えついてしまった私は天才だろうか?

しかも,この技を使用することにより,
言語学習そのものも劇的に楽になるという
究極の技だ。

聞きたいか?
知りたいか?

では,教えて進ぜよう。

まず,セクハラの多くは,
形容詞が要因となっていると考えられる。

・大きい
・小さい
・高い
・低い
・長い
・短い
・きれいな
・かわいい

つまり,形容詞を使わなければいいのだよ。
形容詞を覚えなくていいとなれば,
言語学習は劇的に楽になる!!!
(ただ,何の話をしているかわからなくなるという
 副作用がもれなくついてくるが。。。)

例えば,

「キミの目は,大きくてかわいいね。」

『それセクハラです!』

を,こうするとどうだ?

「キミの目は,目だね。」

『事実確認,ありがとうございます!』

これは,客観的事実を述べているに過ぎないので
セクハラにはなり得ない。


え?もっと,まともなことを教えてもらえると思ったって?
ボク,すごく,まともなこと教えましたよ?
しかも,入試にもかなり役立つ情報ですよ!

つまり,形容詞っていうのは,基本的に主観情報なんですよ。
(色のような客観情報の場合もあるけど)

「大きい」「小さい」「高い」「低い」
などの形容詞は,その人次第で変わってしまう情報だよね。

例えば,ミカンを10個もらったとしよう。
小さい頃から,ミカンを多くても3個しかもらったことが
ない人から見たら「たくさんのミカン」になるし,
ミカン農園で何千個のミカンに囲まれて育った人なら
「すこしのミカン」になってしまう。

形容詞とは主観。
個人的な主観を述べられてしまうので,
「は?この人なに言ってるの?
 セクハラ。キモイ。大岩みたい。」
となるわけですね,原理的には。

ですから,形容詞を使わなければいいんです。

え?話はわかったけど,入試にどこが役立つのかって?

形容詞は主観なんですよ。
つまり,長文も,英作文も,
形容詞が展開のヒントになるということ。

「このハサミはよいハサミだ。」

「よい」は主観だから,どういう風に「よい」のかを,
客観的な事実に基づいて説明をしないと,
読み手は納得しないということ。
(だから,長文はそういう展開になってるよね。)
(そして,英作文は主観ばかりにならないようにね。)

・・・あれ?
形容詞で話をふくらませる英語はセクハラの温床ということなのか?
だから,英語圏は訴訟大国なのか?
(いや,英語に限った話じゃないけど,形容詞なんで)

・・・と,
見当違いな方向に話を広げたところで,
話を戻すけど,
このまま行ったら何も話せない時代が来て,
言語が消滅する日も来るかもね。
(・・・そうだ。何を言っているかわからないということは,
 今日も,いっぱいいっぱいだということだ。
 現実逃避に,ここに来た。よく気がついたね。)