2018年8月5日日曜日

理想と現実。

医学部のアレが話題になっている。

確かに,良くないことであり,
公平でないという点で,残念極まりない。

しかし,
そのような行為の肩を持つつもりは毛頭ないが,
これだけは,純然たる事実として
言っておかなければなるまい。

世の中はそもそも不公平である。

面接が入れば,「主観」が伴う。

学力が全く同じ2人がいたとして,
面接で,ハキハキ答える人と,
聞き取りずらくモゴモゴ答える人。

学力が全く同じ2人がいたとして,
面接で,清潔感ある格好で,背筋が伸びている人と
だらしない格好で,姿勢が悪い人。

あなたが採点官だとして,
同じ事を答えたとして,
同じ点を果たしてつけるでしょうか?

もちろん,あなたは,つけるだろう。
公平に,完璧に同じ点数を。

しかし,周りの大人たちは違う。

良くも悪くも,大人はあなたよりも
数多くの経験をしている。

経験によって,見えるものは
目の前にある事実だけではなくなる。

様々な経験が,
様々な主観を生み,
物理的に同じものに見えるものが
全く異なるものとして見えてしまう。

何を言ってるのかわからなくなってきたと思うので,
そろそろ話を締めたいと思う。

世の中はそもそも不公平である。

公平を目指すことは大切で,
公平を目指すことをやめてはいけない。

しかし,現実の世の中は,
不公平であふれかえっている。

だから若者よ,
公平なんて現実に求めてはいけない。

どんな不公平な場面であっても,
それを乗り越えるだけの力をつける。

これが,本当の世の中の歩き方である。

悲しいけど,それが現実だ。