2017年10月13日金曜日

やっと決まったっぽいね。

2020年から、
国立大は英検などの4技能試験を完全導入!
やっと方針が固まったみたいね。
(公立と私立がどう動くかわからないけど)

全国の国立大学受験希望の中学3年生のみんな!
英語はスピーキングとライティングも必要だよ!

はっきり言って、
高校受験が終わったから1年か2年休もうとか考えてると、
1000000000%国立大は入れないよ!

・・・親の立場としても、
入試が終わったらしばらくは
休ませてあげたいので、
入試改革は困りますか?

おそらく、今回の入試改革を引き起こしたのは
そのようにお考えの保護者様が多いからかと思われます。
(厳しいようですが)

そもそも、高校とは勉強の場。
誰もがきちんと勉強をすれば問題はないのですが、
実態は「試験対策」なる一夜漬けに頼り、
試験が終わったらその知識は忘却の彼方となるのがほとんど。

現存する大学入試も、一夜漬けとまではいきませんが、
それでも高校3年生の夏休みから勉強を始める学生も少なくなく、
結果として何とかかんとか「入試」には対応できる
スッカスッカの「学力」で大学に進学し、
その後、そのスッカスッカのその学力さえも
やはり忘却の彼方となるのがほとんどという厳しい現状。

そんな現状を打破するには、
1年生からきちんと学習習慣をつけ、
本当の「学力」を身につけてもらう制度にするしかない。

その結果が今回の入試改革だと私は思っています。

確かに問題もあると思います。
勉強は、やれば伸びるわけではない。
適切な情報(どのタイミングで何をやるなど)と、
適切なやり方、適切な量やバランスなどが必要なため、
塾に通える・通えないという環境で
大きく差が開きます。

特に、SpeakingやWritingは
相手がいたり、採点してもらう人がいないと練習になりません。
これは、塾に通えない人は国立へは
行くなと言っているに等しいと思います。

学校があるから大丈夫ですか?
確かに、学校の先生方も、目一杯の指導はしてくださると思います。
しかし、先生は本当にお忙しいんです。
成績つけたり、部活指導もしたり、
会議に出たり、研修を受けたり。
それでも、目一杯の指導はしてくださると思います。

しかし、その目一杯の指導に加えて、塾に通うのです。
当然のごとく、実力はもっと上がるでしょう。
そうなると、やはり塾に通える学生が有利という状況に
なってしまうと言わざるをえません。
本当に困った状況なのです。

しかし、だからと言って、改革をしなければ
いつまでも現状は変わりません。

怖いのは変わることではなく、
むしろ変わらないことだと私は常々思っています。

我々の肉体でさえ「老い」という変化は
1秒単位でも起こっているように、
ビルのコンクリートでさえ「老朽化」という変化が
1秒単位でも起こっているように、
変わらないものは何ひとつ存在せず、
変わらないということは
その変化に置いていかれることを意味すると
私は思っています。

話はそれましたが、
今回の入試改革という名の変化は、
遅すぎるくらいの変化でしたが、
ギリギリ時代の変化に
間に合ったのではないかと思っています。

しかし、先にも述べたように、
今回の改革で国立大進学が厳しくなった人が
少なからず存在することも言うまでもありません。

勉強したい人が進学できず、
勉強はしたくないけど、
進学できたからとりあえず進学してみた
みたいな人が進学する状況にだけは
我々はしてはいけません。

そのためにできることを、
精一杯していきたいともいます。

可能なかぎり安く提供できる対策本の出版や、
実際に入試制度が始まって、
あまりに心配していた状況が現実となりすぎた場合は、
私も新しい世界へ挑戦する必要も出てくるかもしれません。

今回は、ことがあまりに大きく、
英語講師としては大変喜ばしい状況の中、
いち教育者としては手放しでは喜べない状況ですので、
言葉がまとまりません。
支離滅裂な内容かもしれませんが、ご了承ください。

ただ、私が言いたかったことは、
「心配しないで、やることやろうぜ」
ってこと。

「やべぇ状況だな」って思ったら、
私もそうだし、私のような考えも持つたくさんの同志が
きっとなんとかするから大丈夫!
(実際、同志は少なくないのよ!)

だから、現中3も、中2も、中1も、
幼児も乳児も胎児も、何も心配しないで
思いっきり勉強してくれ、ということ。

そういうことを、言いたくて書き始めたにっきでした。