2017年8月31日木曜日

まあ・・・わかっていたことですよね。

以前騒動となった吉祥寺東町での

「園児がうるさいから保育園反対→開園延期」

問題。

今度は,吉祥寺南町で起こっているようですね。

え?また吉祥寺?
なんで吉祥寺ばかり?

・・・と考える人もいると思いますが,
私は,また起こるなら吉祥寺だと思っていました。

東町で認められた延期が
南町で認められないのはおかしい!

と考える人がいるのは当然のこと。



さて,この問題が待機児童問題にだけ
見えている受験生はいませんか?

1+1=2

2+2=4

これは別な問題?


例えば,
「おなかすいた!おなかすいた!」
うるさく騒いだ兄弟だけがおやつがもらえて,
実はおなかがすいている自分は何ももらえなかったら?


例えば,一般的な社会人でも,
契約上ゆるされていないことが
「特例」
と認められる人が出てしまったら?


先日,こんな話を聞きました。

飛行機で何度も乗って,
いわゆる搭乗ステータスが高い人が,
「私が乗ったのに,すぐにあいさつに来ないとはどういうことか」
(頻繁に搭乗する人には,アテンダントさんが挨拶にくるらしい)
と騒ぎ立てたらしい。一番偉い人を呼べと。
そしたら,なにやら「お詫(わ)びの品」をもらって一件落着。

さて,この人は,次回,どんな行動をするでしょうか?
また,この人を見ていて「いいなぁ」と思う人が
仮にいたとしたら,その人は次回,どんな行動をするでしょうか?

騒ぐよね?
前は,「誠意」を見せたのに,今回は「誠意」はないの?・・・と。


そう,これらは全て同じ問題なのですね。


騒いだ者が得をすることが「見えて」しまえば,
騒ぐの者が増えるのは当たり前。

特に,保育園のように,現役労働者世代が泣きを見て,
そうではない方々
(保育園がやっている時間に
 家にいるということはそういうことですよね)
の意見が採用されてしまう。

それでいて,「働ける人は働きましょう」の矛盾。

・・・おっと,話がずれそうだ。
話を戻して,要は,

「本当に耳を傾けなければいけないのは,
       『うるさい人』なのですか?」

「例外をつくって,本当にいいんですか?」

ということ。


・・・ではなく,
1つの問題を1つの問題ととらえるのではなく,
幅広い問題としてとらえましょうということ。

受験勉強の後半戦,
「解けた」「解けない」に終始して
視野が異常に狭くなる人が増える魔の季節。
意識的に,視野を広げるトレーニングも忘れずにね。