2016年5月2日月曜日

因果と連鎖。

GWも半分くらい過ぎようとしていますが
因果関係ってご存知だろうか?←突然ですが


そう。
原因と結果の関係。


原因:勉強する
結果:成績上がる


原因:スマホが壊れたので新しく買う
結果:今月はカップラーメン生活


原因:目先の利益だけを追求
結果:目先の利益を獲得


これは,長文という
「紙面上の問題」を解く上では
非常に重要な関係性だ。


だが,学徒よ,知っておいて欲しい。
「紙面上の問題」では「因果関係」で一通りが完結するが,
「実生活の問題」は「因果関係」では完結しない。


原因と結果の後には「連鎖」が起こるのが実生活。
因果と連鎖の関係を無視してはいけない。
(ちなみに,私が作った造語です)


実生活では,

原因:勉強する
結果:成績が上がる
連鎖:大学に合格するかも
連鎖:希望の職種に就職するかも
連鎖:昇進していくかも
連鎖:・・・・・・・・(続く)

現時点のあなたがすべき判断:勉強した方がいい。


原因:スマホが壊れたので新しく買う
結果:今月はカップラーメン生活
連載:体調を崩すかも
連鎖:医者代がかかるかも
連鎖:医者代でお金がなくなりまたカップラーメンかも
連鎖:・・・・・・・・(続く)

現時点のあなたがすべき判断:スマホは修理か格安携帯へ。


原因:目先の利益だけを追求
結果:目先の利益を獲得
連鎖:その他が視野に入っていないめその他の多くを損失かも
連鎖:損失をフォローしようにも,準備を進めてきた他者に勝てないかも
連鎖:何をやっても後手後手かも
連鎖:・・・・・・・・(続く)

現時点のあなたがすべき判断:視野を広く持ち,全体を見る。


のように,結果から生じる連鎖(その後の可能性)を
考慮しなければいけない。


中には,「ん?勉強する(原因) 大学合格する(結果)」
でも成り立つので,結果と連鎖は同じじゃないの?
と言う人もいるかも知れないが,似て非なるものと言っておこう。

因果は直接関係があるもので,連鎖は間接関係にあるもの。

例えば,
「スマホが壊れたので新しく買う(原因)」
「体調を崩す(結果)」
では話が飛躍していて理解できない。

数学の試験なら,
式が飛躍しすぎて減点だろう。

だからこそ,
「スマホが壊れたので新しく買う(原因)」
「今月はカップラーメン(結果)」←お金がなくなるの比喩
「体調を崩すかも(連鎖)」
と捕らえる必要がある。


要は,間に補足が必要になってしまうものは
原因に対する直接の結果ではなく,
結果から連鎖で生じる現象なのだ。


「スマホが壊れたので新しく買う(原因→)」
「(→結果)今月はカップラーメン(原因→)」
「(→結果)体調を崩すかも」
のように,連鎖は,直前の現象を原因とした結果である。

※※
「勉強する(原因→)」
「(→結果)成績が上がる(原因→)」
「(→結果)大学に合格するかも」


・・・とカタイ感じで突入したGWの残り後半戦。


私がお伝えしたかったことは,
どのような原因がどのような結果を生み,
どのように連鎖していくのか。


それをしっかりと考えて行動してほしいということ。
ともにがんばろう,受験生!!!