2016年4月6日水曜日

来年のことを言えば鬼が笑う。

「来年のことを言えば鬼が笑う」

ということわざを知ってるかい?


将来のことなど誰にもわからないんだから,
あれこれ言ってもしょうがないぜ!?


という意味なんだけど,
たまに誤解している人がおられる。


確かに,

「来年は受験だけど,大学に受かるかな?
 受からないかな?受からなかったらどうしよう・・・。」

「今はビジネスが軌道に乗っているけど,
 来年はどうなっちゃうのかな・・・。」

逆でもいいかな。

「来年は受験だけど,大学に受かるかな?
 受からないかな?受かったら何をしようかな・・・。」

「今はビジネスが軌道に乗っていないけど,
 来年はきっといい感じになる!!!」

・・・なんてことを考えるのは,
鬼どころか私でさえも笑う。

そんなのは,考えるだけ確かに無駄なので
そんなことを考える時間があったら,
漫画でも読んでいた方が100倍有意義だと思う。



しかし,ヴィジョンは違う。
(この辺が混ざってる人,意外と多いぞぉ)

「来年は受験で,○○大学に絶対に受かる!」

「来年は○○という目標をビジネスで達成する!」

これらは「じゃあ,そのためには,今,何をすべきなのか」
という「今」との関連が生じるため,
未来のことを語っているように見えて,
実際は逆算から「今すべきこと」を計算していることになるからだ。



新年度がスタートして,早くも一週間が過ぎ去ろうとしている。


未来をかたるのは素晴らしいことだ。
本気で未来をかたっているときに笑う鬼がいるなら,
そんな鬼には笑わせておけばいい。


しかし,一見,同じような内容であっても,
私でさえも笑ってしまうような内容で未来をかたるために
あなたの貴重な時間は使わないで欲しい。


語るべきはヴィジョン。

あなたは来年何をする?

あなたは5年後何をする?

あなたは10年後に何をしている?






じゃあ,今は何をやる?