「来年のことを言えば鬼が笑う」
ということわざを知ってるかい?
将来のことなど誰にもわからないんだから,
あれこれ言ってもしょうがないぜ!?
という意味なんだけど,
たまに誤解している人がおられる。
確かに,
「来年は受験だけど,大学に受かるかな?
受からないかな?受からなかったらどうしよう・・・。」
「今はビジネスが軌道に乗っているけど,
来年はどうなっちゃうのかな・・・。」
逆でもいいかな。
「来年は受験だけど,大学に受かるかな?
受からないかな?受かったら何をしようかな・・・。」
「今はビジネスが軌道に乗っていないけど,
来年はきっといい感じになる!!!」
・・・なんてことを考えるのは,
鬼どころか私でさえも笑う。
そんなのは,考えるだけ確かに無駄なので
そんなことを考える時間があったら,
漫画でも読んでいた方が100倍有意義だと思う。
しかし,ヴィジョンは違う。
(この辺が混ざってる人,意外と多いぞぉ)
「来年は受験で,○○大学に絶対に受かる!」
「来年は○○という目標をビジネスで達成する!」
これらは「じゃあ,そのためには,今,何をすべきなのか」
という「今」との関連が生じるため,
未来のことを語っているように見えて,
実際は逆算から「今すべきこと」を計算していることになるからだ。
新年度がスタートして,早くも一週間が過ぎ去ろうとしている。
未来をかたるのは素晴らしいことだ。
本気で未来をかたっているときに笑う鬼がいるなら,
そんな鬼には笑わせておけばいい。
しかし,一見,同じような内容であっても,
私でさえも笑ってしまうような内容で未来をかたるために
あなたの貴重な時間は使わないで欲しい。
語るべきはヴィジョン。
あなたは来年何をする?
あなたは5年後何をする?
あなたは10年後に何をしている?
じゃあ,今は何をやる?