我々にできることは何も無いのだろうか?
混乱が増すため,
受け入れ準備が整うまでは
プロ以外の支援,物資の送付なども
控えるようにとのお願いも出ている。
では,我々には何ができるのだろうか?
おそらく,我々ができることは
応援可能になったらできる範囲で応援する準備を整えつつも
変わらぬ日常を装って生活することではないだろうか。
目の前にある,やるべきことを,
いつも通りにしっかりとやる。
それが,巡り巡って
復興へとつながっていくのではないだろうか。
世界はつながっている。
あなたにしか渡せないバトンだってある。
あなたの役目は,
私たちの役目は,
そのバトンを被災してる人たちに確実に届くように,
次のランナーに渡していくことだと思う。
自分にできることがあまりに少なく,
情けなくなる気持ちもわかる。
自分の非力さを恨む気持ちもよくわかる。
私は福島県出身だから,
南相馬市出身だから,
あなたの気持ちは痛いほど分かる。
でも,だからこそ,自分にできることを大切にして欲しい。
バトンをつなぐ手を止めないで欲しい。
5年前にあなたがつないでくれたバトンは,
様々な形で福島にもしっかりと届いている。
だからこそ,今回だって,いつだって,
私たちは手を止めてはいけないんだと思う。
身を案じるだけでは何も変わらない。
事実,何も変えられない。
何かを変えたいなら,行動するしかない。
私たちが今できる,
今しなければならない行動は,
きっといつかつながる。
だから,お互いできることを頑張ろう。
復興は,私たちの手で,もう始まっているんだ。