風潮があるけど,基本事項はやらないとだめよ。
名詞って,犬や猫のことですか?
形容詞って,動詞を説明する言葉ですよね?
現在時制は,今のことを伝える動詞の形ですよね?
これでは「Good morning !」のようなフレーズ学習はできるけど,
「A repeated dream is one that appears
on a fairly frequent basis for an individual dreamer.」
のような文の意味が本当に理解できる日は来ないと思う。
だからこそ,基本はしっかりやっておこう。
逆に,基本以外はやらなくてもいいかなと思う。←文法ね
先日,某バイリンガル先生(日本語も話す先生) の著書を読んでいたら,
例文が結構間違ってるんですよ。
間違ってる?
いや,その表現はおかしいな。
実際にネイティブが使っているんだから,間違ってはないわな。
文法から外れた表現を使っているというのが正しいかな。
具体的には
「The sun rises from the east.」
っていう例文が載ってたんですよ。
(これは,さすがに編集者さんも気がつくレベルの誤用なので
絶対に意図的に残したものと思われる。
他にも文法的には・・・という例文がいくつかあったしね。)
これ,誤文訂正問題なら「from → in」に修正して,
2点ゲットなわけですが,表現的には別にこれでもいいらしい。
だって,ネイティブが使ってるんですから,実際に。
ん?そのネイティブ,大丈夫なのかって?←信頼できるという意味で
ぜんぜん大丈夫だよ!
↑
はい,この日本語に違和感を覚えなかった人は
そのネイティブの英語がおかしいとかいっちゃイヤン。
「ぜんぜん」は本来否定語とセットで使う言葉。
今では誤用が一般化して,肯定文でも使うけど
本来,文法的にはアウトなわけですよ。
何を伝えたいかと申しますと,
言葉とはこういうもので,
文法通りじゃないってこと。
日本語だと,文法的間違いは許せるのに,
英語だと文法的間違いが許せなくなるというか
すべてに理屈をつけて解明しないと気が済まないという
不思議な体質の人が多いのが英語教育の問題点だと思う。
(それゆえに,必要以上に英語が難しく感じてしまう)
(それゆえに,必要以上に英語が難しく感じてしまう)
もちろん,完璧を目指すのは悪いことじゃないし,
気持ちの上では大切なことかもしれないけど
気持ちの上では大切なことかもしれないけど
文法の過度な深追いは危険。
危険っていうか,無駄だと個人的には思う。
しかし,基本は別だからね。
型がわかっていれば「かたやぶり」だけど,
型がわかっていなければ「かたなし」だ。
この2つは,一見同じようで全く違うからね。
例えるなら,
すべてが分かっていて
あえてロックな生き方を選んでいる人と,←超かっこいい
ロックな人がかっこいいので
姿形だけまねている人←超かっこわるい
例えるなら,
すべてが分かっていて
あえてロックな生き方を選んでいる人と,←超かっこいい
ロックな人がかっこいいので
姿形だけまねている人←超かっこわるい
くらいの差があると思う。
ということで,しっかりと基本を押さえて,
「かたやぶり」ができる人になろう!
※結局,何が言いたかったかといいますと,
文法は重要なので,基本は完全習得しないとだめよ。
それ以上の,深追いは禁物だよということでございます。