2014年10月1日水曜日

国立大学の文系廃止(?)について。

国立大学の文系が廃止される(?)動きがあるようだが,
みなさんはご存知だろうか。


国立は研究費のかかる理系を中心にし,
費用が比較的かからない文系は私立大学にまかせましょう。
・・・かなりおおざっぱに,乱暴な言い方をすると,こんな感じらしい。


これがもし,現実のものとなるのであれば,
ここからはかなり個人的な意見だが,非常に悲しい。


確かに理系は学費が高いので
学費の安い国立でバックアップしてもらえるのは嬉しい。
将来を見据えて,理系人口を増やすのも,
国策としては合っているのかもしれない。


しかし,いつから大学は就職予備校になってしまったのだろうか。


本来,自ら求める知識を探求し,深く深く追求できる場所。
結果として,ある1つの分野に精通することができ,
そこから新たな発想を生み出すことにつながっていたはずの場所。
それが大学だったのではないだろうか。


英語の改革も含め,
このぐらい思い切った改革は確かに必要なのかもしれない。


しかし,あまりに視点が目先すぎな気がしなくもない。


例えるならば,
学生が大学受験突破だけを目標とした
そんな勉強をしているかのような。


過去の年金が現代につけをまわしているように,
この改革は,未来につけをまわさないのだろうか?


本当に必要なのは理系だけなのだろうか?
国立に比べ学費が安いとはいえ,私立文系だって結構な学費だ。
本当に,国立から文系はなくなってもいいのだろうか?


ことわっておきますが,これは政治批判ではないですからね。


世の中なんて,いつどんな風に変わるかなんてわからないし,
その覚悟は,いつでも持っているつもりなので。
あくまで,このような話を目にしたときの,
私の個人的な,思いの1つということで。


批判からは何も生まれないことも知ってるしね。
だから,本当にこれは批判ではなく,
自分はこう思うので,これから自分はどう動くのか・・・ということ。


私の動きはさておいて,
だからこそやはり私は思う。


何があっても大丈夫なように,
普段から先を見据えてやっておかなくちゃダメなんだよ。


誰も,何もやってくれないんだから。
自分がやらなくちゃ。


目先のことだけ見て動いていたのでは,
今回のように,大きな動きがあったときに対応できなくなるんだから。


もう一度言おう。
誰も,何もやってくれないんだよ。
自分が,自分でやらなくちゃいけないんだ。


世の中を変えていくのは,
世の中で生きていくのは君自身なんだから。


だから,今やるべきことを,しっかりやっておいて欲しい。
大学受験の為なんかじゃなく,あなたの未来のために。