昨日,今話題の本を読んでみた。
10分かからないくらいで読める本です。
(収録帰り,吉祥寺~阿佐ヶ谷間で読破)
夢を叶えるための努力ももちろん大切で
夢は叶った方がもちろんいいわけだが,
そんなことは実は2の次で,
夢を持つこと自体が大切なのだということがよくわかる1冊でした。
そういえば昔,予備校講師を夢見,
私が予備校講師として走り始めた当初,
恩師にいくつか・・・いや,数多くのアドバイスをいただいた。
そのうちの1つに,ネットで自分を検索しないことがあった。
(だから私は,今でもネットで自分は検索しない)
その主な理由は2つ。
1つは,100人中,例え99人が褒めてくれていたとしても
1人が心ないことを書いていれば,どうしても影響を受けてしまう。
結果として,99人が満足している授業に影響し
99人が不満に思う授業になってしまうかもしれないということ。
ただ,これは社会で駆け出しはじめたばかりの私へのアドバイス。
実際は,酷評で心が折れているようでは「社会」は渡れないと
誰もが後々気がついて,強くなっていくものである。
(考え方や相性は十人十色。いろんな人がいてこその社会ですから。)
もう1つは,きちんとした授業をすれば学生は絶対にわかってくれる。
だから,ネットでそんなことをする暇があるなら自分の勉強をしろということ。
みんなから見たら当たり前のアドバイスなのかもしれないけど
当時の私はそんなことさえ知るよしもなく
ただただアドバイスに忠実に,今も生活しているからこそ
当時,夢見た世界にまだいることができているんだと
心から恩師に感謝している。
そして,私には,まだ叶わぬ夢もある。
諦めてきた思いもたくさんある。
辛い思い,悔しい思いは正直たくさんしてきたけど
あの経験やあの悔しさがなければ今の自分はないわけで。
すべてが今へ,そして未来へつながっているわけだから
一瞬一瞬を,今目の前にある時間を大切にしていこう。
そして,夢が叶うか叶わないかは
夢が叶ったそのさらに先へ進めるかどうかは
「ネットで自分を検索しない」のような
一見些細に思えるようなことで変わってしまうのかもしれない。
ちいさな約束を大切にしよう。
この本を読んで,
なぜかそんなことを思い出し
思った秋の夕暮れ。