言うまでも無いが
一人一人異なる。
よく食べる人もいれば,小食の人もいる。
力が強い人もいれば,力が弱い人もいる。
足が速い人もいれば,足が遅い人もいる。
もちろん,それらの先天的に持った能力の差は
後天的な努力により埋めることもできるし
何もしないで先天的な能力のみに頼っている人を
後天的な努力により
少なからずの確率で追い抜くこともできる。
しかし,最初の段階では
持って生まれた「差」があるのは言うまでも無いほどに
誰もがみんな知っている事実である。
ほとんど全ての能力に関しては
「差」があることを知り,認め,
その差を無くすための努力をするのだが,
私が感じるに,「勉強」だけは
なぜかその「差」を認めない傾向にある。
なぜ先輩が3年生から勉強を始めて
志望校に受かったからといって
自分も受かると思うのか。
なぜ友人が1週間で単語1000個を覚えたからといって
自分も1週間で覚えられると思ってしまうのか。
なぜ兄や姉が1日で例文100個暗記したからといって
自分も1日で覚えられると思ってしまうのか。
小食の人がよく食べる人と呼ばれるようになるためには,
長い時間をかけて少しずつ食べる量を増やすしかない。
力の弱い人が力持ちと呼ばれるようになるためには,
長い時間をかけて少しずつ力をつけるしかない。
足が遅い人が速くなるためには
長い時間をかけて毎日毎日走り続けるしかない。
もう一度言おう。
先天的に持った能力の差は
後天的な努力により埋めることもできるし
何もしないで先天的な能力のみに頼っている人を
後天的な努力により
少なからずの確率で追い抜くこともできる。
ただし,それには時間が必要なのだ。
私は何をするにも人一倍要領も悪いし,←実話
人一倍物覚えもわるい。←実話
だから,何かをするときは
他の人よりも早めに行動を開始することにしている。←実話
もし,自分が後天的な努力が必要なタイプだと思う人で,
まだ始めていない人は今すぐに行動を開始しましょう。
先天的なタイプで,後天的努力タイプの人に抜かれたくない人も
まだ始めていない人は今すぐに始めましょう。
年齢も能力も出身地も関係ありません。
必要なのは時間なのです。