最近,大学受験が大きく動こうとしていますね。
まあ,大学受験というか,
英語教育なんだけどね,動いているのは。
どんなふうになっちゃうんだろう?
・・・とか,必要以上にかまえる必要はまったくないよ。
聞こえるようにするためには聞けばいい。
読めるようにするには読めばいい。
話せるようにするには話せばいい。
書けるようにするには書けばいい。
ただそれだけのことじゃない。
え?そんなこと言ったって,
今までもやっていたのにダメだったじゃないかって?
やっぱり,文法教育がダメで,
日本語で英語の授業を受けるのがダメで,
とにかくダメダメじゃないかって?
う~ん・・・私はそうは思わないんだな。
残念ながら。
私は,ですよ,私は。←いろんな考えの1つとして
だって,通訳学校だってどこだって
文法の授業はあるし,授業は日本語だよ。
(私の知っている限りですけどね)
でも,みんな英語が使えるようになってるじゃん。
要は,やり方の問題と言うよりは,
「圧倒的に聞く・読む・話す・書く時間が少ない」
というのが問題なんだよね。←よく騒がれてるけど
文法教育をやめたって英語で授業したって,
英語が苦手な人がむしろ増えるだけの気がする。
実際,文法を学校で扱わなくなったら
英語力がめちゃくちゃ下がった気がするしね。←実感として
とにかく最初はしっかりと理解させて,
ひたすら『反復演習』中心の授業にする。
大切なのは,方法じゃなく,時間の確保。
個人的な意見ですが,
日本は,いろんなことをごちゃごちゃやらせすぎ。
文法の類問を50題解かせる時間があるなら,
10個の例文を反復音読・反復筆写させ,
暗記暗唱させた方がはるかに英語力につながると思う。
あと,「シャワーのように英語に触れて」というのも個人的にはナシ。
「シャワーのように同じ英文をくり返して」ならアリだけど。
日本語と対極の位置にある言語と称される英語を,
やはり「感覚で」というのは無理があると思うからね。
(もちろん,勉強していく中で感覚を身に付ける努力は必要だが)
入試を変えるなら,
全部,有用な例文・英文を
しっかりと理解させたうえでの
暗記暗唱テストにすればいいと思う。
テキストは全国統一。
その1冊(3年で3冊)をひたすら暗記暗唱音読筆写。
1日10例文でも,1年で3650例文。
まあ,定期メンテナンス(復習期間)を考えて3000例文。
3年で9000例文も頭に入れば,もう絶対英語使えるでしょ。
え?それだと長文が扱えない?
そんなツッコミを入れる人は,長文を見たことがない人と思われる。
1つの段落構成は5文程度。
7段落の長文を扱ったとしてもおおよそ35文。
そういった長文を扱った場合は,その長文を3~4日かけて
暗記暗唱音読筆写すればいい(そこは臨機応変に)。
そしてその英文を,
リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング
の4技能で試験する。
運用能力とか騒がれそうだけど,
そんなのは基本表現が使えるようになってから
騒げばいい話だと思う。
点差がつかない!とか騒がれそうだけど,
英語ができるようにする改革なんだから
みんなできて,文句をいうのは見当違い。
(他の科目で競ってくだされ)
そこで,一番はじめの話に戻しますが,
要は,東進では音読学習を中心に,
基本英文の暗記暗唱をしていますよね。
それをしっかりやっておけば,
入試がどう変わろうが問題無いということです。
やるべきことをきちっとやる。
そんな当たり前のことが,
入試変革期に一番有効な対策ですからね。