2013年2月6日水曜日

一過性全健忘症。

昨日は,救急病院へ行ってきました。

父親から
「お母さんがボケた。過去の記憶がなくなった。」
と電話があった。

今日は家で仕事をしていたため
すぐに両親の家へ(避難生活中の家)。

ドアを開けると,
表情はなく,感情のない機械のように
同じ質問を機械的に何度も繰り返す母の姿。

すぐに救急病院へ向かったのですが,
向かう車の中でもずっと同じ質問を
機械的に繰り返していました。

病院へ着くと,同じ質問を繰り返す中で
少しずつ母親の声に抑揚(よくよう)がつきはじめ
少しずつ質問に答えられるようになり,
最初は数日前までの記憶がなかったのですが,
徐々に今日の午後くらいまでの記憶を
取り戻してきているようでした。

医師の診察や精密検査をしても
全く異常は認められず,
診断結果は

「一過性全健忘症」という症状でした。

24時間ほどで元にもどるが,
数分~数時間程度の記憶が
完全になくなるという
原因不明の症状らしいです。

とにかく同じ質問をくり返すのが特徴で,
今も数分前の記憶は
どんどん消えているようです。

ただ,私が最初に見たときは
感情のないロボットみたいでしたが,
現在は会話も行動も表情もいつもの母親です。
(数分前の記憶がどんどんなくなる以外は)

「一過性全健忘症」

10万人に5~6人の確率で起きるようです。

気をつけようがないですが,
みなさまも,何卒ご自愛ください。


ここ数年の経験だけでも,
「自分だけは関係ない」
ということは「絶対にない」
ということがわかりました。


病気や怪我だけでなく,
いろんなことに気をつけてくださいね。
(心配しすぎは逆効果ですけどね)


※現時点ではまだ記憶は無くしますが,
「いい話(のネタ)ができた」
と笑っている母親(本人)。
・・・強え。
(だから「にっき」に書いたんだけどね)