公開授業で校舎さんへ伺うと,
「理系英語」の受講者が年々増えている気がする。
・・・というか,確実に増えている。
理系英語担当者として,この上なく嬉しい現象だ。
なぜここに来て増え始めたのかを考えてみたが,
受講者の合格実績が年々上がってきているからであろう。
(もちろん,他の講座も受講していることは忘れてはいけないよ。)
(証拠がないとね)
よく,「文系英語」と「理系英語」って違うんですか?
と聞かれるが,結論から言えば,全然違う。
(もちろん,英語は英語。英語が得意な人にはどうでもいい違いだけどね。)
簡単に書くと・・・。
《文系英語(ハイレベル)》
文字から世界が広がる感じ。
倒置や比喩など,比較的難度の高い表現も使われ,
文字の中で世界観を表現するため,挿入句などが多用されている。
一言で言うと,内容自体もさることながら,
構造が複雑で読みやすいとは言えないものも多い。
《理系英語(ハイレベル)》
文字から世界が1つの点に収束していく感じ。
理系内容の英語には目的・役目があります。
「読者に」「事実をありのままに」「誤解なく伝える」
この目的・役目を達成するためには,
文構造は誰が読んでも誤読をしない,
極めてシンプルな構造を使う必要があります。
一言で言うと,構造レベルは高1でもわかるレベルです。
※ただし,内容・語句がかなり専門的になることが多い。
もしあなたが理系を目指す者で,
もしあなたが英語が得意科目ではないとしたら,
理系英語をやったほうが効率がいいのは,
英文の違いを見るだけでも明らかです。
この夏以降の時間を無駄にしないためにも,
理系の人は,理系内容の長文をメインに取り組んでくださいね。