2011年7月3日日曜日

理系の人には「理系英語」。

ここ数年感じるのだが,
公開授業で校舎さんへ伺うと,
「理系英語」の受講者が年々増えている気がする。
・・・というか,確実に増えている。


理系英語担当者として,この上なく嬉しい現象だ。


なぜここに来て増え始めたのかを考えてみたが,
受講者の合格実績が年々上がってきているからであろう。
(もちろん,他の講座も受講していることは忘れてはいけないよ。)



(証拠がないとね)


よく,「文系英語」と「理系英語」って違うんですか?
と聞かれるが,結論から言えば,全然違う。
(もちろん,英語は英語。英語が得意な人にはどうでもいい違いだけどね。)


簡単に書くと・・・。


《文系英語(ハイレベル)》

文字から世界が広がる感じ。
倒置や比喩など,比較的難度の高い表現も使われ,
文字の中で世界観を表現するため,挿入句などが多用されている。
一言で言うと,内容自体もさることながら,
構造が複雑で読みやすいとは言えないものも多い。


《理系英語(ハイレベル)》

文字から世界が1つの点に収束していく感じ。
理系内容の英語には目的・役目があります。
「読者に」「事実をありのままに」「誤解なく伝える」
この目的・役目を達成するためには,
文構造は誰が読んでも誤読をしない,
極めてシンプルな構造を使う必要があります。
一言で言うと,構造レベルは高1でもわかるレベルです。
※ただし,内容・語句がかなり専門的になることが多い。



もしあなたが理系を目指す者で,
もしあなたが英語が得意科目ではないとしたら,
理系英語をやったほうが効率がいいのは,
英文の違いを見るだけでも明らかです。


この夏以降の時間を無駄にしないためにも,
理系の人は,理系内容の長文をメインに取り組んでくださいね。