2011年4月15日金曜日

福島県南相馬市の避難児がいじめにあった件

千葉県船橋市で,
南相馬市から避難してきた子供を
「放射能がうつる」ということで
地元の子たちが「いじめた」
というニュースを見ました。


本当にいじめたのであれば,
しっかりと叱っていただきたい。
悪い行為を叱るのは大人の役目です。
中途半端に叱るのではなく,
徹底的に叱っていただきたい。
それが,その子たちのためですから。


しかし,私はこうも思ったんですよ。
本当にいじめたのでしょうか?
地元の子たちは,
本当に「放射能がうつる」と思いこんでいて,
本当に恐がったということはないのでしょうか?


連日,ニュースで放射能は恐ろしいものだと報道され,
親たちは水などを買い占める。
そんな異常事態を目の当たりにしている子供たちに,
「放射能を恐がるな」と言う方が無理な話じゃないだろうか。


もちろん,放射能は恐い物だ。
これは誰にも否定できない。


でも,放射能はうつらない。
伝染性の病気じゃないんだから。


放射性物質はほこりと同じようなもの。
はらったり,洗ったりすれば取れるものだ。


吸い込んでしまうのが嫌なら,
花粉と同じでマスクをすればいいだけの話だ。


放射能は放射性物質からの距離で格段に人体への影響は弱まる。
仮に,放射性物質が身体に付着している人と一緒にいても,
普通に遊ぶ程度の距離があれば,影響なんてないに等しい。
(付着している人は,なるべく早めに洗った方がいいけどね)


恐いものではあるかもしれないけど,
そういう大切な事実を教えないから,
「いじめられたと思いこんだ子」だけでなく,
「いじめたつもりのない子」まで
いじめっ子扱いをされて深く傷つくことになる。


誰も得をしないじゃない,そんなの。


無益な傷つけあいをしないためにも,
大人は正確な知識を子供に教えてあげないと。
そう思うんですよ。