2012年の中学の教科書から,
現在の25%増の内容になると発表がありました。
いわゆる,「脱ゆとり」というやつですな。
そこで,
現在の学生たちには現実を知って,
一層頑張って欲しいのです。
少し前の,「ゆとり教育前」の世代。
2012年以降の「脱ゆとり教育」の世代。
今,学生生活をおくっているみんなは,
この間の「ゆとり教育」世代。
下手をすると,地球が丸いということさえも,
学校で習わなかった可能性がある世代なんです。
直球で話をするならば,
「他の世代に比べ,知識が大幅に不足している可能性がある」
という世代なんです。
知識不足は恐いです。
例えば,今騒がれている放射能。
確かに,放射能は恐ろしい。
では,なぜ恐ろしいのでしょう?
人を死に至らしめる可能性を持つ物質だから恐い。
もちろん,それもあると思います。
でも,報道を見ていると,
「よくわからない未知なるものだから恐がっている」
ようにも,私には見えるのです。
放射能は自然界にも存在します(一部の人工放射性元素を除く)。
真面目な話,みんながよく寄りかかっている
コンクリートの壁からだって,微量の放射能は検出されるのです。
(詳しい話は,大学で勉強して下さい)
放射能自体は確かに恐いものだけど,
きちんと知れば,そんなにあわてふためき,
騒ぎ立てるものではないともわかるはずなんだけどな。
(もちろん,濃度によりますよ。
そして,原発を肯定しているわけでも,
現状を楽観視しているわけでもないです。)
水をはじめとする飲料の買い占めは,
こういった知識不足が引き起こす事態だというのも
大きく的をはずれた考えではないはず。
今の関東圏の放射能濃度は決して恐い濃度なんかじゃない。
過剰反応して気にしていた方が,
精神的に健康に悪影響を及ぼすとさえ思うくらいです。
放射能が原因の癌になるのが恐いというのもわかります。
でも,今この時期にペットボトルの水を買って飲んでいる一方で,
ごく微量の放射能が検出された「ほうれん草」などを拒絶する一方で,
食品添加物や防腐剤などがタップリの食事を口に運ぶ。
短期的だろうが,長期的だろうが,確率的には
後者の方が癌になる率は高いと思うんだけどなあ。
経済活動を活発化させようという意図なら問題ないんだけど,
放射能は浄水器などでは取り去ることなどできないのに,
浄水器さえも品切れ状態。
(落ち着いて考えてみて下さいね。
飲めそうもない水を,飲めるまでに浄化する浄水場で
浄化された水道水から検出されるんです。
家庭用の浄水器で除去できる代物ではないのですよね。)
パニックって,
起こるものじゃなくて,
人が起こすものなんだよね。
・・・話をもとに戻すけど,
こんな一例からもわかるように
「知識」って本当に大切なんだよね。
俺も,授業で習った放射性物質の話が,
まさかこんな形で役立つとは思っていなかった。
(役立つ日なんて来て欲しくなかった)
いつ,どこで,どんな形で必要になるのかがわからない。
だから,一見不要に思えるものさえも,
勉強しておく必要があるんだと思う。
ゆとり教育世代のみんなは,
「学校の授業時間が少なかったんだから,自分たちだけ不公平だ!」
などと,見当違いのことを言って怒ってはいけませんよ。
予備校だって参考書だって,世の中には山のようにあるんだから。
そもそも,ゆとり教育は
「時間をあげるから,自分でやりたい勉強に専念しなさい」
という教育方針なんだから。
だから,自分の勉強ができる時間は,
実は誰よりも多い世代なんだということを知って欲しい。
今学生生活を送っているみんなは,
そんな素晴らしい時間が持てる最後の学生かもしれない。
だからこそ,しっかりと勉強をして,
他のどの世代よりも豊富な知識を手に入れて欲しいと思っています。
あなたならきっとできる。
頑張れ!